原曲:やさしさに包まれたなら(松任谷由実)
作詞:中川百合
小さい頃は 神さまがいて
「ヴィーナスの誕生」 「春」はボッティチェリ
不思議に夢を かなえてくれた
ミケランジェロは「ダヴィデ」と 「最後の審判」
やさしい気持ちで めざめた朝は
やさしいラファエロ 「聖母子像」
おとなになっても 奇蹟はおこるよ
サン=ピエトロは ブラマンテが建築
カーテンをひらいて 静かなこもれ陽の
レオナルド=ダ=ヴィンチ 「モナリザ」と「最後の
やさしさにつつまれたなら きっと
晩餐」をしていたら、ダンテ 「神曲」
目に映る すべてのことは メッセージ
エラスムス 『愚神礼賛』 ヒューマニズム
さび
『デカメロン』ボッカチオ マキャベリは『君主論』
チョーサーは『カンタベリ物語』 シャークスピアは
『ハムレット』 トマス=モアは『ユートピア』
さび
コペルニクス 地動説 ガリレオが認めた
ルネサンスの 三大発明は 火薬と
羅針盤 活版印刷 グーテンベルク
原曲:異邦人(久保田早紀)
作詞:中川百合
子供たちが 空に向かい 両手を広げ
マルコ=ポーロ 「世界の記述」 アジアへ関心
鳥や雲や夢までも つかもうとしている
科学技術 発達し 羅針盤 改良
その姿は 昨日までの 何も知らない私
遠洋航海 快速帆船で 香辛料求め
あなたに この指が届くと信じていた
世界に キリストが届くと信じていた
空と大地が ふれあう彼方
バルトロメウディアス 喜望峰到達
過去からの旅人を よんでる道
ヴァスコ=ダ=ガマ カリカット インド航路
あなたにとって私 ただの通りすがり
ポルトガル 都リスボン 一時世界の中心
ちょっと振り向いてみただけの異邦人
すぐに スペインに 追い越されてしまう
イサベル女王 コロンブスに 船を預け
トスカネリの説を信じ 大西洋 横断
着いたところは サンサルバドル島 インドではなかった
なのに 先住民を インディアンと名づけてしまう
過酷な 労働と 伝染病で
先住民 人口が 激減する
アステカ 滅ばした スペインのコルテス
インカ 帝国も ピサロに 滅ぼされる
ラス=カサス 真実を カルロスに 訴えた